成人アトピーの改善は腸内環境を整えることがカギだった！？ 体質改善 アトピーの原因としては、 ストレスやアレルギー体質などが関係していることがわかっていますが、 人によっても違いますしはっきりとこれ！というものがないのが悩ましいところです。 しかし、最近言われているもので、 アトピーには腸内環境が影響している という説があります。 皮膚と腸、なかなか結びつかないイメージがありますが、 実際に成人のアトピー患者には便秘や下痢がちな人が多く、 大腸炎を患っている人も非常に多いそうです。 ⇒谷口医院皮膚科 院長のマンスリートーク「腸とアトピーの関係について！」 腸内環境の悪化が アトピーを引き起こすメカニズム では、なぜ腸内環境の悪化がアトピーを引き起こしてしまうのか？ 腸には体内に入ってきた毒素を排出する働きを持ちます。 私たちの腸内には１００兆とも２００兆とも言われている腸内細菌群（腸内フローラ）が住み着いています。 この腸内細菌には、大きく分けて 善玉菌 悪玉菌 どっちつかずの菌 の３種類があるといわれていて、 それぞれがバランスよく共存しているのが理想的な状態です。 （決して善玉菌ばかっかりが良い状態というわけではなく、悪玉菌やどっちつかずの菌もある程度は必要なようです。） ⇒参考：ヤクルト中央研究所 腸内フローラ そして、大切なのは私たちが食べたものに有害な毒が含まれていた場合に、 腸内にいるこういった微生物や細菌が侵入してきた毒素を排出してくれることです。 この腸内細菌が減ってしまったりバランスが悪くなったりしてしまうと、 体内に入ってきた毒素をうまく外に排出できなくなってしまいます。 こうなると、入ってきた毒素が排出されずにどんどん体内に蓄積されていき、 免疫力の低下⇒アレルギー（アトピー）などの症状として表に出てくるのです。 腸内環境が悪化している兆候は？ 腸内環境が悪化している代表的なものがあります。 それが便秘です。 腸内環境が悪化すると腸の働きが悪くなり、排便を促す腸の動きが鈍くなって便秘になります。 一週間以上便が出てないなど、便秘だと自覚している方は腸内環境が悪化している可能性大です。 ただし、毎日便は出ている方でも実は隠れ便秘である可能性があります。 便は毎日出るのに、いつもすっきりしない、便がまだ残っているような気がする、 などの症状がある場合にはこの隠れ便秘であるかもしれません。 また、便秘によって身体の代謝や血行が悪くなったり、 腐敗ガスが貯まりやすくなったりするので、冷え性になったり、臭いおならが出たりすることもあります。 併せてこれらも腸内環境悪化の兆候としてチェックしておきましょう。 腸内環境を整えるためには？ では、腸内環境を整えるために腸内細菌を増やすためにはどうしたらいいのか？ それは、日ごろから意識して腸内の細菌、微生物を増やすような食生活をすることです。 具体的には、 発酵食品を積極的にとるようにする ことがおすすめです。 代表的なものとしては、 ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌やビフィズス菌 納豆に含まれる納豆菌 などですね。 また、野菜やフルーツを発酵させてエキスを抽出した酵素ドリンクなんかも、 微生物を採るにはおすすめの製品といえるかもしれません。 また、この腸内細菌は食品添加物などを多く含んだ加工品を食べたりすることで、 減少したりバランスが悪くなっていくことが確認されています。 腸内細菌に活躍してもらうためにも、 できるだけ、インスタントラーメンやファストフードなどは控えた食生活が理想です。 参考：腸内細菌を増やす日本の伝統食「酵素・酵母食品」 ～「健康博覧会2012」セミナー とにかく、腸内環境を整えて体内の毒素をデトックスすることで、 アトピーは改善していく可能性があるということです。 PR
