脂漏性皮膚炎はスカルプdで治るのか?巷に溢れる誤解に注意! 脂漏性皮膚炎 最近、「脂漏性皮膚炎はスカルプdで治る」なんて噂をちらほら聞きますが、 実際にスカルプdを使うと脂漏性皮膚炎が改善する可能性はあるのか? これについて今回は検証をしてみたいと思います。 スカルプdについておさらい スカルプDのラインナップとしては、 脂性用のオイリーと乾燥肌用のドライの2種類あります。 スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー スカルプD 薬用スカルプシャンプー ドライ この2製品についてそれぞれ成分表を作ってみます。 スカルプD 薬用スカルプシャンプーの考察 1-1 スカルプD オイリータイプ スカルプD ドライタイプ 成分 ピロクトンオラミン グリチルリチン酸2K サリチル酸 (抗菌作用) アシルアスパラギン酸Na液 ヤシ油脂肪酸系洗浄剤 ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 漢方系エキス ヒアルロン酸Na-2 水溶性コラーゲン液 ハッカ油 スペアミント油など ピロクトンオラミン グリチルリチン酸2K アラントイン (抗炎症作用) 脂肪酸(12 14)アシルアスパラギン酸Na液 ヤシ油脂肪酸系洗浄剤 ヒアルロン酸Na-2 漢方系エキスなど 価格 3,900円 (税込) 3,900円 (税込) 容量 350ml 350ml スカルプDの成分表は上の通りです。 この中で、有効成分と言えるものは、 ピロクトンオラミン グリチルリチル酸2K サリチル酸(オイリータイプのみ) アラントイン(ドライタイプのみ) この4つです。 そしてそれぞれの成分には、 ピロクトンオラミンとサリチル酸⇒抗菌作用 グリチルリチン酸2Kとアラントイン⇒抗炎症作用 こういった作用があります。 確かに脂漏性皮膚炎は雑菌の増殖が1つの原因になるので、 抗菌成分はある程度有効でしょう。 また、抗炎症作用も脂漏性湿疹を抑えるために有効かもしれません。 ただし、抗真菌剤の入ったシャンプーなどと比べると抗菌力、 特に脂漏性皮膚炎の原因物質の1つと言われているマラセチアなどの真菌への対応力は疑問が残ります。 あくまでも頭皮ケアの一環として抗菌作用は含まれますが、 抗菌、除菌に関してであればもっと専門的なシャンプーの利用をおすすめします。 肌に優しいの頭皮ケアシャンプーはアミノ酸シャンプーがおすすめです。 まとめ スカルプDには確かに抗菌、除菌の有効成分が配合されている。 しかし、マラセチア真菌の除菌など脂漏性皮膚炎についての対応力だけを見るともっと上のシャンプーがある。 したがって、スカルプDに脂漏性皮膚炎改善の過度の期待はしない方がいい。 ⇒脂漏性皮膚炎におすすめなのは抗真菌シャンプー PR